自分のベンチプレスの重量がどの程度のレベルなのか、気になるところですよね。
しかし、ベンチプレスの強さのレベルは体重によって異なるため、一概に「○○kgから強い」と言うことはできません。
このように、全体重を含めてベンチプレスの重量のレベルを表現することが難しいため、今回は成人男性の平均体重の65kgを基準にベンチプレス重量のレベルを解説していきます!
ベンチプレス100kg未満
ベンチプレス20kg(女性平均)
通常のジムで使用されるバーベルが20kgなので、バーベルだけの最低レベル。
年齢や体重にもよりますが、成人男性で20kgはかなり貧弱な部類です。
もしも、あなたがこのレベルにいるのなら、一刻も早くトレーニングを始めましょう。ベンチプレス20kgは、女性の平均レベルです。
ベンチプレス30kg
成人男性のベンチプレス平均よりも下ですが、初めてベンチプレスに触れる人はこのくらいのレベルが多いと感じています。
平均以下なので貧弱の部類ですが、少し鍛えればすぐに平均に滑り込めるレベルなので、気を落とさずトレーニングに励んでいきましょう!
ベンチプレス40kg(男性平均)
成人男性のベンチプレス平均重量が40kg〜45kgといわれているので、ここでようやく「可もなく不可もない」といったレベルです。
ただし、前述した通り、初めてベンチプレスに触れる人は30kgレベルの人も多いので、初めてで40kg以上を扱えれば十分合格ラインです!
ベンチプレス50kg
平均よりも少し上。
トレーニングを長年継続している人から見ると強くはありませんが、初心者の視点から見ると、決して弱くはないレベルです。
初めてのベンチプレスで挙げることができたならポテンシャルは高いです!自信を持ちましょう!
ベンチプレス60kg(初心者卒業)
ここからは、トレーニングをしていない一般人ではなかなか扱うことができないレベルに突入します。
学生なら、自慢すれば驚かれることもあるでしょう。
ただし、「スポーツをやっていた」「力仕事をしていた」「元々体格がいい」など、ポテンシャルが高い人は初めてでも60kgを扱えるようなこともあります。
ベンチプレス70kg
トレーニング界隈ではまだ中級者の入り口レベルですが、一般人から見るとかなりの力持ちに映るでしょう。
私が通っていた高校では、「70kg以上挙がるヤツはめちゃくちゃ強い」という捉え方をされており、男子は70kgを目標にする人も多かったです。
しかし、ジムに行ってみると、このレベル帯の人はウジャウジャいるので、あまり天狗にならないよう、トレーニングに励み続けましょう!
ベンチプレス80kg(中級者の壁)
柔道部や野球部などの、ゴリゴリの肉体派系の人たちが扱うようなレベル!
真面目にトレーニングを継続していて、多少体つきが良くなってきた人でも、このレベルで停滞することが多いはず。
また、私が出場したベンチプレスの地方大会では、このレベル帯が最低ラインでした。(地方大会は、重量の強弱関係なく誰でも出場できるので是非!)
ベンチプレス90kg
中級者の中でもトップのレベル。
いくらポテンシャルが高かったとしても、このレベルを初めてのベンチプレスで扱えることはそうそうありません。
本気でトレーニングに取り組んでいて、ある程度体つきがよくなってようやく到達できるレベルです。
ベンチプレス100kgオーバー
ベンチプレス100kg(上級者入門)
ベンチプレスで100kgを扱えれば、確実に上級者の仲間入りです。異論は認めません!
「ベンチプレスは100kgまでが初心者」と言う人もいますが、トレーナーでも100kgを扱えない人もザラにいますし、そもそも100kgを扱える人は人口の1%とも言われています。
これらのことから考えて、100kgは確実に上級者のレベルだと捉えて問題ないでしょう。
ベンチプレス100kgをまだ達成できていない人は、私がベンチプレス100kgを達成するまでに実践してみて効果的だった方法をまとめた記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください!
ちなみに、筆者はこちらの記事の方法で、ベンチプレスMAX140kgまで達成できているので、100kgを達成した人にも得られるものがあると思います!
ベンチプレス110kg
100kgを越えてくると、なかなか扱えるような人はいません。24時間ジムでもたま〜にいる程度なので、出会えたらかなりレア!
しかし、トレーニング上級者にとってはまだまだ序の口レベルです。
有名な人だとTEPPENベンチプレスでお馴染みの「武田真治」がこのレベルにいます。
ベンチプレス120kg
上級者の中でも中堅レベル。
ベンチプレス120kgを扱えれば、体つきはかなり良くなっているはずです。
また、地域や階級にもよりますが、ベンチプレス競技の地方大会なら上位入賞を狙える可能性もあります!
ベンチプレス130kg
筋肉で有名な「なかやまきんに君」や「横川尚隆」が扱うレベルの重量。
体がデカくても、このレベル帯で停滞してしまう人、もしくは届かない人は多いです。
しかし、ベンチプレステクニックを極めているリフターであれば、低体重であっても扱える人はチラホラいます。
ベンチプレス140kg(エリート入門)
ここまでくれば上級者卒業!エリートレベルの仲間入りです。
24時間ジムでは、このレベルを見かけることはほとんどないでしょう。
ちなみに、ベンチプレス競技の59kg級では、ようやく全国大会に出場することができるラインになります。(145kg以上)
ベンチプレス150kg
ここからは恐らく、本気でトレーニングに取り組んでいる人でも行き止まるほどのレベル。
努力だけでなく、才能も必要になってくるでしょう。
ちなみに、ベンチプレス競技の66kg級で全国大会に出場することができるラインです。
ベンチプレス160kg
第69代横綱「白鵬」が扱うようなレベル。「横綱が扱う重さ」といえば凄さは十分に伝わりますよね。
他にも、ベンチプレス大会の74kg級で全国大会に出場することができるラインでもあります。
ベンチプレス170kg(日本記録)
ノーギアベンチプレス59kgの日本最高記録(170.5kg※2023年時点)。ここにきてようやく、ベンチプレス競技としての最高記録です(59kg級)。
他にも鉄人こと「室伏広治」もこのレベルにいます!
ベンチプレス180kg
ここからは、体重が軽い人では100%到達できないレベル帯に入ります。
ベンチプレス競技59kg級の世界記録でも175.5kgなので、体重60kg未満の人では確実に到達不可能です。
このレベルまで到達するためには、才能があるのが大前提。これに追加で、体重を増やして、ベンチプレステクニックを極めなければ到達は厳しいでしょう…
ベンチプレス190kg
成人男性のベンチプレス平均の4倍以上。
一般人4人分以上の力があることになります…いくら体重が重かったとしても、この重量を扱うのは至難の業です。
ベンチプレス200kgオーバー
200kgを持ち上げることができれば、ベンチプレスの神と言えるでしょう。
ベンチプレス競技ノーギア66kg級以上の階級の人たちの日本記録は、すべて200kg超えです。
ちなみに66kg級の日本記録が205kg、74kg級が250.5kg、最も高重量な日本記録はなんと120kg級の275kg!異次元!(2023年時点)
とはいえ、200kgと言われてもイマイチイメージがつきにくいですよね。身近なもので例えてみると「1000ccのバイク」や「ライオンの体重」が200kgくらいだと言われています。
ベンチプレス300kgオーバー
ノーギアベンチプレスで世界1高重量なのが、この300kgレベルです。
アメリカ人の「Davis Thomas」が2019年にノーギアの世界記録として300kgを達成しています(体重約200kg)。
ノーギア(普通のベンチプレス)の最高地点ですが、フルギアという部門では、トップ選手になると300kgを扱う人もちらほらいます。
ベンチプレス400kgオーバー
このレベルは刃牙の世界観…
ベンチプレス400kgオーバーは、ビスケット・オリバがリハビリとして何セットも扱える程度の重量で、鎬紅葉のMAX重量でもあります。
ベンチプレス500kgオーバー
ベンチプレス500kgオーバー。
なんと、刃牙の世界観越えの人物が現実世界に存在しています…
人間では肉体が耐えられないため、ベンチプレス500kgの領域には達することはできないと考えられていました。
しかし、「Paul Tiny Meeker」という人物がフルギアベンチプレスで挙上に成功しています。
下記の動画は、実際にベンチプレス500kgの挙上に成功した瞬間です!
おわりに
今回はベンチプレスの重量別にレベルを解説しました。
とりあえず100kg以上を扱えれば上級者の仲間入りができるので、この記事を読んでモチベーションを上げて頑張ってください!
当ブログでは、他にもベンチプレスとデッドリフトに関する役立ち情報をすべて無料で公開していますので、こちらもぜひ御覧ください!
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