このように、デッドリフトで手を痛めてしまう人は多いはず。私も実際に、デッドリフトのせいで何度も手の平が血まみれになった経験があります…
手が痛いと、デッドリフトだけでなく、その他の握る系の種目全般に大きな影響が出てしまうため、なるべく痛めないようにしたいですよね。
そんな「デッドリフト手が痛すぎる問題」ですが、予防法を知りコツさえ掴めば手を痛めるリスクを限りなく低くすることができます。
特別難しいことをする必要はなく、ちょっとした意識でかなり改善されると思いますので、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください!
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デッドリフトで手が痛くなる原因と改善策
バーベルを握る位置が悪い
デッドリフトで手を痛めてしまう人の特徴として多いのが、バーベルをしっかりと握ろうとするあまり、手の平の真ん中でバーベルを握ってしまうというもの。
手の平の真ん中で握ってしまうと、結局 挙上時には重さで指の付け根辺りへバーベルが動いてしまうため、手の平の肉を巻き込んでスライドすることになり、痛めやすくなります。
頑張ってスライドを止めようとしても、デッドリフトで扱えるような高重量では止めることはできないため、最初から指の付け根辺りでバーベルを握っておきましょう。
このような人は握る意識、握り方を変えることで解決することができますので、デッドリフトで滑らない握り方の記事を参考にしてください↓↓
バーベルを強く握り込みすぎている
筋トレ初心者、上級者問わず意外と多いのが、「デッドリフトではバーベルは強く握り込む」といった意識。
しかし、実際にデッドリフトで使われる握力は特殊で、握力といえば一般的な「握り込む力(クラッシュ力)」ではなく、バーベルを握った手の形を「保持する力(キープ力)」が使われます。
それを知らずにひたすら強く握り込んでも、余計に握力がキツくなり、更には手も痛めやすくなってしまうことでしょう。
このことからわかるように、デッドリフトではさほど握力(クラッシュ力)は必要になりません。実際、私は握力が50kg程度しかありませんが、デッドリフト200kgを素手で扱うことができています。
手の平の皮膚が弱い
デッドリフトを初めて間もない人の場合、掌の皮膚が弱い可能性があります。
デッドリフトの重量が伸びていく度に手が痛くなるはずですが、上級者が高重量を扱っても平気そうにしているのは、重量の伸びとともに皮膚も強くなっていくからです。
このように、完全に痛みがなくなるわけではありませんが、慣れるとある程度の痛みは軽減していきます。
デッドリフトの手の痛み予防アイテム3選
代表的なものだと以下の3つが痛み防止におすすめ。
- パワーグリップ
- リストストラップ
- チョーク
これらはすべて手の痛み防止に役立ちますが、握力補助にもなるため、その分トレーニングも追い込みやすくなるのでぜひ使用してみてください。
パワーグリップ
パワーグリップとは、上記画像のようなベロ状のものバーベルに巻き付けて使用するアイテムです。
見てわかる通り、手の平とバーベルの間をベロ部分で保護することができるため、3つ中だと最も痛みを軽減することができます。
握力補助効果も大きいので、デッドリフト以外のプル系種目にもかなり役立ちます!
リストストラップ
効果としてはパワーグリップと大体同じですが、パワーグリップのベロ部分の形状がリストストラップの場合だと「紐状」になっています。
握力補助効果はしっかりとあるため、バーベルを強く握り込んでしまうのを防止できます。
また、紐状のため自由度が高く、ラットプルダウンでよく見かけるような曲がった形状のものにも引っ掛けやすいなど、応用が効きやすいのが特徴です。
チョーク
チョークとは、液体タイプと粉タイプのものがあり、わかりやすい例を出すと「ボルダリングで滑らないように手の平につける白いもの」です。
パワーグリップと比べると「手の平の保護」という観点は劣りますが、皮膚を乾燥させて引き締める効果があるため、手の痛みの軽減と滑り防止に役立ちます。
また、3つのアイテムのうち最も素手に近い状態で握力を補助できるアイテムなので、使用可能なジムに通っているのであればかなりおすすめできるアイテムです。
完全に痛みをなくすのは難しい
今回は改善策や予防アイテムを紹介しましたが、どんなに気をつけていても完全に痛みをなくすことはほぼ不可能です。
上級者で超高重量を扱うようなデッドリフトが上手い人たちでも、手の平にマメやタコができてしまうものなので、多少の痛みは割り切る必要があります。
ただし、今回紹介した以下のポイントを抑えておけば確実に痛みは軽減できますので、ぜひ一度試してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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