知識がないと「上記のような欲求を実現できるかも」と考えてしまうと思いますが、楽に効果を出す方法は100％ありません。
しかし、トレーニングを始めて間もない、もしくは始めようと考えている人の欲望に浸け込み、楽に効果を出せると嘘を吐いて金儲けをしようとする輩が多いのが現状です。
そんな悪質な情報に騙されないためにも、今回はダイエットやトレーニングなどのフィットネス界隈に関する意外な真実について解説していきます！
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フィットネス界隈のデマ10選
1日1分で効果あり！系
典型的なバズり目的の悪質なキャッチコピーです。
最近は「分」どころか「秒」単位で効果があると語る人もいますが、そんなに楽に効果を得られるのなら世の中に肥満体型はいないでしょう。3分でも5分でも一緒です。
もちろん「効果が完全ゼロ」というわけではありませんが、ダイエットでも筋トレでも1日数分にも満たない運動では身体を変えるのに相当な時間がかかってしまいます。
例えば、脂肪は約7200kcalの消費で1kg減らすことができると言われていますが、1時間歩いたとしても150kcal(速度や体重によって変動する)しか消費することができません。
このことからわかるように、1日数分程度では大したカロリーを消費することができるわけがありません。
他に、「筋肉を鍛えて引き締める目的」だとしても、数秒、数分程度の運動ではほとんど効果は期待できません。
夜に食べなければ太らない
「太る」と「痩せる」という現象はは食事のタイミングではなくカロリー収支によるものです。
昼に食べようが夜に食べようが、消費したカロリーよりも多くカロリーを摂取すると太る。それだけです！
ダイエットで”食事タイミング”のみに気を遣っても、”カロリー収支”を考慮しないことにはダイエットを成功させることができません。
マヨネーズご飯ダイエット
ご飯などの炭水化物(糖質)を食べると血糖値が上がり、これが原因で太るので「油(マヨネーズなど)でコーティングして食べれば血糖値の上昇を抑えられて太らない」というダイエット内容。
これもカロリー収支の話になってしまいますが、この方法だとただ単にカロリーを多く摂取しただけになってしまいます。
たしかに血糖値も大切ですが、それよりも重要なカロリー収支を無視しては意味がありません！
部分痩せができる
「お腹の運動をすればお腹が痩せる」「脚の運動をすれば脚が痩せる」このように部分的に痩せるというのは不可能です。
脂肪は全体的に減っていくので、部分的に優先して動かしたからといってその部位だけ痩せるということはできません。
サプリメントで激的に身体が変わる
サプリメントはもちろん効果的なものもあり、実際に私も5種類ほど摂取しています。
しかし、サプリメントとは「栄養補助食品」という名称からもわかるように、あくまでも補助的に摂取するものなので大きな効果は期待できません。
「飲むだけで痩せる」「飲むだけで筋肉が付く」というのは100％嘘の誇大キャッチコピーです。
研究でしっかりと効果が証明されているサプリメントの中でおすすめなものを5つ厳選して紹介しているので、サプリメントを使用するか迷っている方は下記記事も参考にしてみてください！
https://midoriocha.com/sapurimento-yuukou5/
プロテインは太るor身体に悪い
カロリー収支の話ばかりで申し訳ありませんが、プロテインを飲んで太るのはただ単に摂取カロリーが増えたからというだけの話で、プロテインが根本の原因ではありません。
また、「プロテインは身体に悪い」というのは過剰摂取した場合と、なにかしら持病がある人に限った話です。通常の健康な人が適量を摂る分には、身体作りや健康維持に好影響を与えます。
筋肉痛が起こらないと筋トレの効果がない
そんな事実は一切ないので安心してください！
筋肉痛が起こらなくて悩む初心者の方は多いですが、筋肉に効いているいないに関係なく筋肉痛は起こらないこともあります。
あまりにも軽すぎる負荷でトレーニングをしている場合は本当に効いていないだけかもしてませんが、普通にトレーニングをしていれば筋肉痛の有無は気にしなくてOKです！
プロテイン摂取が必要なのは筋トレ後30分以内だけ
筋トレ後のタンパク質補給はもちろん効果的です。
しかし、筋肉の合成は30分だけでなく24時間続くので、「筋トレ後だけプロテインを摂って終わり」ではいけません。
1日を通して体重1kgあたり1.6〜2.0gのタンパク質を小分けにしてしっかりと摂取しましょう（トレーニングしていない場合は体重1kgあたり1g程度）。
https://midoriocha.com/purotein-ziju/
脂肪が筋肉に変わる
脂肪と筋肉はまったくの別物、決して互いに変化することはありません。そもそも脂肪は主に脂質から、筋肉は主にタンパク質から構成されています。
マッチョが増量をしているのを見て脂肪と筋肉を関連付けているのかもしれませんが、増量は脂肪を筋肉に変える目的ではなく、栄養をたくさん筋肉に送るためにたくさん食べ、ついでに脂肪がついてしまうというのが正しいです。
筋トレすると身長が伸びなくなる
逆です！筋トレをすると成長ホルモンが分泌されて身長が伸びやすくなります。
身長が伸びにくくなるというのは、トップボディビルダーたちで身長が低い選手が目立ったことが噂の原因だと思われます。
しかし、そのような人たちは筋肉があるから身長が低いわけではなく、低身長の方が筋肉がデカく見えるから目立っているというだけです。
正しい知識を学ぼう
初心者の方は何が正しいのかわからないですよね。
そんなときに頼りたいのが知名度のあるインフルエンサーの解説ですが、再生回数がかなり回っている動画だとしても平気で嘘情報を発信している場合もあるので注意が必要です。
有名だからといってその人の発信している情報が正しいとは限りません。
SNSなどではお金目的でバズるためにインパクトのある嘘の情報を発信していることも少なくないため、正しい情報を得るためにも初心者の方にはパーソナルトレーニングを受けることをおすすめします。
現在はオンラインでもパーソナルトレーニングを受けることができます。その場でわからないことを質問できたり、正しいやり方で目的へ効率よく導いてもらうことができるので初心者こそ受けるべきです！
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