- デッドリフトで握力がもたない
- 滑るから握っていられない…
こんにちは。mikeさんです!
デッドリフトである程度の重量を持てるようになると、必ずこの悩みにぶち当たりますよね。
そんな握力問題ですが、当然私も経験しました。
そんなわけで今回は、私が実際に試してみて効果があった滑らない握り方と握力強化の方法について解説していきます!
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デッドリフトの握力は特殊
みなさんが握力と聞いて思い浮かべるものといえば、リンゴを握りつぶすような「握り込む」といった力の入れ方なのではないでしょうか?
しかし、デッドリフトで使う力は握り込む力ではありません。
※握り込む力も完全ゼロではない
握力は大きくわけると下記の3種類に分類することができ、この中で主にデッドリフトで使われる握力は「ホールド力:保持する力」です。
- クラッシュ力:握り込む力
- ホールド力:手の形を保持する力
- ピンチ力:指の力、つまむ力
つまり、デッドリフトの動作中にバーバルを力いっぱい握り込むといった力は大して重要ではなく、バーベルを掌の中で保持し続ける(バーベルを握るグーの形を保ち続ける)力が重要になってきます。
体力テストの握力測定を思い出してください。自分のMAXの握力を発揮できるのは一瞬ですよね。あんなものをデッドリフトの動作中にずっと使い続けるというのは不可能ですし、そもそもの握力が100kg以上もある人なんて滅多にいません。
これらのことからわかるように、デッドリフトの際は「力を入れるというよりも、バーベルを握った手の形を保ち続ける」という意識を持つことが重要です。
デッドリフトの滑らない握り方
オルタネイトグリップ
オルタネイトグリップとは、左右の掌の向きを逆にして握る方法です。
掌が同じ向きの状態でバーベルを握るとバーベルが同方向に滑って転がってしまいますが、左右で掌を逆向きに握ることで左右の掌内のバーベルの滑る方向が変わり、滑って転がるのを相殺することができます。
また、デメリットとしては肩への負荷に左右差が出てしまうとも言われています。ですが、私はこの握り方でずっとやってきていますが、特にデメリットに感じたことはありません。
フックグリップ
フックグリップとは、オーバーハンドグリップの状態で親指を内側に入れてバーベルを握る方法です。
グリップ力は抜群で、オルタネイトグリップのように左右差が出ることはありません。また、引っ掛けるような感覚でバーベルを保持することになるので、腕を脱力しやすくなり無駄に力まずに動作を行えます。
ただし、親指が超絶痛いです…
デメリットがキツイですが、使いこなせれば可動域が小さくなることでより高重量を扱いやすくすることができます。
デッドリフト用の握力強化方法
冒頭でお話しましたが、デッドリフトで使う握力は「握り込む力」ではなく「保持する力」です。そのため、ハンドグリップで握り込む力を強化するのはあまりおすすめできません。
普通にデッドリフトを行い、引ききったところで数秒止まって保持し続ける、またはハーフデッドリフトの高さから引き、同じく数秒保持を続けるというものがおすすめです。
ですが、わざわざこのようなことをせずとも、普通にデッドリフトを行っていれば自然と保持する力は鍛えられていきます。
デッドリフトで手の平が痛いという人はこちらの「デッドリフトで手が痛くなる原因と改善策、予防アイテムをご紹介!」を参考にしてください!
デッドリフトの滑り対策アイテム
パワーグリップ
ジムで1番見かけるアイテムがパワーグリップです。
べろの部分をバーベルに巻き付けて握ることで握力を補ってくれる役割があります。
握力補強はもちろんですが、腕を力まずにすむためラットプルダウンでより背中に効かせる目的などにも使用されることが多いアイテムです。
リストストラップ
ベンチプレスで使用する「リストラップ」と名前と形状が似ていますが、役割が全く異なる別物なので注意しましょう。
リストストラップは紐状になっており、パワーグリップ同様、バーベルに紐を巻き付けてその上から握って握力補助をするために使用されます。
液体/粉チョーク
掌に直接つける滑り止めの粉または液体のことです。
素手の感覚をなくさずにできるため最もおすすめなアイテムですが、掃除が大変なので使用禁止のジムが多いのがデメリットです。
パワーグリップなどでは鍛えられない握力を鍛えつつ滑らないので、もし使用可能なジムであればこちらのアイテムを使用することを推奨します。
おわりに
いろいろ紹介しましたが、私は最終的にオルタネイトグリップとホールド力の意識だけで十分でした。しかしMAX重量となると握力がかなりキツイので、チョーク使用可のジムに入会して液体チョークを使用しています。
パワーグリップとリストストラップに関しては便利ではありますが、使用していると永遠に握力が強化されていかないため、もしパワーリフティングの大会に出場したいのであればなるべく使わないことをおすすめします。
人によって合うものが異なると思いますので、今回紹介したものたちを試してみてください!
当ブログでは、他にもデッドリフトで高重量を上げるためのフォームなど、トレーニングに関する情報を発信していますので、ぜひチェックしてください!